Mark Levinson No.20.5L&No.20L ハーマン純正準拠整備済

Mark Levinson No.20.5L&No.20L レビンソン・スペシャリスト整備ペア!

Mark Levinson A級パワーアンプ

1970年代アメリカの若者、ジョン・カールとマーク・レビンソンが生み出した、パワーアンプ

【Mark Levinson ML-2L】現在のハイエンド・パワーアンプの基礎となったアンプです。

当時ML-2Lが優れていた点は何か?端的に言うと『低電圧で大電流を流す』という理想を異常なまでに追求をしたパワーアンプであった事。1970年代当時のTRアンプ動作電圧は一般的に50V~60V(ボルト)で出力TRには15~20Aをながす時代に、ML-2Lは約半分の27Vの低電圧で動作させ、最大50Aをながす設計でした。理に適った構造も特筆でした。

自然空冷のヒートシンクと制御・トランス構造が、デザインを生み出す造形でマークレビンソン・パワーアンプの象徴でもありました。現代ハイエンドアンプはアルミブロックや削り出しだったりしますが、肝心要の部品に共通点が数多くある事に驚く事でしょう。

Mark Levinson ML2L

昨年末に買取入荷したマークレヴィンソンA級パワーアンプを見込み整備しました。約80程の部品(ハーマン・マドリガル指定部品で整備)を交換した4台。現在国内に現存するNo.20.5LとNo.20Lのコンディションとしてはトップにあるペアです。

Mark levinson No.20.5L&Mark Levinson No.20L

中古Mark LevinsonやKRELLなどA級アンプの魅力

Mark Levinsonに限らずA級式のパワーアンプは、AB級やD級アンプと比較して、発熱量が格段にあります。発熱するため、電子部品にとっては厳しい環境となります。その分、他の方式よりも精度や耐久性の高い電子部品が採用され、アンプメーカーのフラッグシップ機によく採用されました。スイッチング電源やD級アンプの回路が洗練された現代においても、A級アンプは入力に応じリニアに電流を即時に供給できます。Ayreやダン・ダゴスティーノ、コンステレーション、VIOLAなど安定した独自の魅力があるため現在も造られています。

買取した、Mark LevinsonやKRELLなどA級パワーアンプの状態

Mark LevinsonやKRELLなど買取させて頂いたA級パワーアンプで未整備で販売する事は稀です。先述の発熱に起因する電子部品の劣化の影響があるからです。今回ご紹介のMark Levinson No.20.5LとNo.20LのA級アンプも入荷時は今一つフォーカスが甘く力感も薄い。この個体だけではなく、これまで入荷した多くのレビンソンA級アンプの状態に共通します。内部部品(レギュレーター系ボード)を計測していくと理由がわかってきます。中古ハイエンドアンプの多くの状態かと思います。左右とも調整をしていないと全くと言っていいほど、バランスやエネルギー感がでません。左右CHの部品を揃え調整を行ったペアで音像がボケていたり、音場の見通しが悪くなる事はまずありません。音は出ているが力がなかったり、フォーカスが甘かったり、S/Nが悪いなどは何か劣化部品が多数あります……
今回のMark LevinsonのAクラスNo.シリーズも外観は綺麗で音が出ていましたが、本来のサウンドではなかったため整備を行いました。現在は安定感もあり、国内トップ・コンディションのペアと言えるでしょう!今以上の精度を求めていくとレストアという方法も可能です。昨年は3ペア行っています。

整備・オーバーホール ML2Lで約200~No20.5Lで約450~500程の電子部品のレストア

この時代のAB級Mark Levinsonパワーアンプの状態も厳しいものがあります。小さな筐体に左右・+-独立の部品を隙間なく搭載しているため、熱の影響を受けています。またモノラルアンプよりも整備性が悪いと言えます。


Mark levinson ML2l最初期、No.20.5

■Mark Levinson No.20.5L モノラルパワーアンプ 定価¥2,980,800.  ハーマンジャパン 販売価格¥948,000.  6か月保証  外観:A
【ハーマン
マドリガル指定部品による見込整備2017.12.26見込整備サービス済】

スピーカー駆動力と濃密な空間音像表現のバランスが安定したマークレビンソンNo.20.5Lモノラルパワーアンプ【見込整備済:交換部品78ケ】。左右差がない個体でご使用可能です。国内レビンソン・スペシャリストが手掛けたNo.20.5Lです。将来的な整備もお任せください。

中古レビンソン パワーアンプMark levinson No.20.5L mono-power

Mark levinson No.20.5L mono-power

過去に代理店様での整備履歴があります。レギュレーターボードを中心に見込整備を行いました。約78ケの劣化パーツを交換。特に左右差がないよう整備しております。(2017.12.26)

Mark levinson No.20.5L

Mark levinson No.20.5L

中古マークレビンソンNo.20.5L パワーアンプ

左右各出力トランジスタ生産ロット同一

左右各出力トランジスタ生産ロット同一

No.20.6L(20.5と同回路)をレストアしている技術担当曰く、執念を感じるパーツ選定。たとえばVISHAY-DALE社の抵抗は戦闘機にも使用されたグレード。これらのパーツを計っても数値がズレたものがない。Mark Levinson No.20.5Lというパワーアンプ。国内に現存するN0.20.5Lのなかでもトップコンディションです。

付属品:ACケーブル、取扱説明書(コピー)

Mark levinson No.20.5L mono-power

Mark levinson No.20.5L mono-power

ドイツWBT製クラシック端子

ドイツWBT製クラシック端子(大型端子ケーブルも使用可能)

 

■Mark Levinson No.20L モノラルパワーアンプ 定価¥2,980,000.  ハーマンジャパン   販売価格¥798,000.  6か月保証  外観:-A 【ハーマン・マドリガル指定部品による見込整備  2018.1.8整備済】

マークレビンソンNo.シリーズA級モノラルパワーアンプ。今回のNo.20Lはハーマンジャパンにて20年以上、Mark Levinson製品の修理整備責任者だった技術者が担当しました。部品はマドリガル・マークレビンソン指定部品(約80個)による整備、および当社指定の整備方法(見込整備と左右CH合わせ)としています。現存しているNo.20Lのペアでも良い状態と整備がされたペア。

Mark levinson No.20L Class A power

Mark levinson No.20L Class A power

状態ですが左右CHで異なる部品がなく、AP3&RP3基板の表・裏とも綺麗なパターン。NGパーツはマドリガル指定パーツへ交換。

No.20LのAP3&RP3基板左右CH。良好な状態

No.20LのAP3&RP3基板左右CH。良好な状態

左右リレーボード、底面基板、出力TR状況など良い状態を保っています。今後修理不可能になるような個体ペアではありません。ご購入者様がご使用される間のサポートはご予算やこだわり等あらゆるメニューでお応え可能です。ヴィンテージハイエンドアンプは、将来的にどう維持できるかがポイントです。外観は写真の通り。

マドリガル指定部品へ交換済み(約80個)

マドリガル指定部品へ交換済み(約80個)

国内に現存するN0.20Lのなかでも内部基板、電子部品の状態はトップコンディションです。

付属品:ACケーブル、交換済みパーツ、フィッシャー端子、他ユニバーサル端子


CELLOやMark Levinsonの買取

チェロやマークレビンソンに限らず事前に買取保証額をご提示します。動作状態により整備コストを逆算した買取も可能です。査定価格は状態や整備履歴、付属品で大きく変わってきます。特に直近の整備履歴書や交換済み部品の正確性などで買取価格は大幅UPとなります。

中古 マークレビンソンやJBLオリンパス初期やTANNOY AutographやHartsfield、ハイエンド・アンプ LINN、Jeff Rowland.D.G、JBL。中古ハイエンドアンプやヴィンテージアンプ&大型スピーカー 中古 オーディオ 買取


■MARK LEVINSON・マークレビンソン プリアンプ(買取保証額)


LNP-2L ¥550,000.~ フルモジュール ¥800,000.~【バウエン】    

ML-6    ¥520,000.~ ML6Lも同様

ML-1L   ¥270,000.~

JC-2 ¥270,000.~

※モジュールをお知らせ頂けると幸いです。不動作品や直輸入品もご相談ください。

ML-7L ¥300,000.~

No.26SL  ¥360,000.~

No.26L(BAL) ¥280,000.~

No.26L(BASIC)  ¥260,000.~

No.32L ¥800,000.~ 

N0.380SL ¥230,000.~ 

Mark levinson A級モノラルパワーアンプ。中古 マークレビンソン No.20.6L


■Dennesen・ディネセン プリアンプ(ジョン・カール)


Dennesen JC-80Ⅱ ¥380,000.~

Dennesen JC-80 ¥240,000.~

※状態が良い場合はUPします。 


■MARK LEVINSON・マークレビンソン パワーアンプ(買取保証額)


No.20L ¥460,000~ WBT端子可

No.20.5L ¥600,000~ WBT端子可

No.20.6L ¥650,000~    WBT端子可  2016.9¥650,000.(買取価格)

ML-2L(トロイダルモデル) ¥330,000~

ML-2L(EIコアモデル)  ¥360,000~

ML-2L(EIコアエキポシモデル)¥380,000~

※動作品での最低買取保証価格です。要整備品もお取扱い可能ですのでお問い合わせください。 

その他Mark Levinson パワーアンプもプリ同様の買取価格となります。


■Celloプリアンプ・コントロールアンプ(買取保証額)


AUDIO SUITE(P-200+P-301+B-200) ¥720,000~

AUDIO SUITE(P-200+P-301+B-200+P-301) ¥850,000~  ¥1,050,000~

Master Power Supply 込み(モジュールにより変わります) 整備履歴の内容でUPします。

ENCORE 初期 ¥455,000~

ENCORE 1MΩL ¥425,000.

ENCORE 1MΩ MM/MC ¥520,000.

状態や付属品、修理・整備履歴で大幅UPします。


Celloパワーアンプ (買取保証額)


Performance ¥680,000~  ¥820,000~

Performance MK2 ¥885,000~ ¥1,050,000~
(パフォーマンスシリーズは整備状況や付属品で大幅UPします)

ENCORE 150 MONO ¥720,000~

ENCORE POWER ¥320,000~

ENCORE POWER MONO 3 ¥410,000~

DUET 350 ¥420,000~

DUET 350mk2 ¥500,000~

■Celloイコライザー(パレットシリーズ)買取額

AUDIO PALETTE ¥950,000~

AUDIO PALETTE MIV ¥1,000,000~

■Cello DAコンバーター買取額

R DAC ¥430,000~ 2017年 直近買取価格¥600,000.(新品同様の個体)


■Cello スピーカーシステム(買取保証額)


Amati ¥250,000~(スタッグはさらに割増)

Stradivari MASTER  ¥820,000.~

Stradivari Premiere ¥450,000.~
(ユニットの種類と状態により買取価格が変わります)

cello 買取、整備


■Mark Levinson No.31L,No.31.5L リファレンスCDトランスポート 買取保証


No.31.5L  ¥370,000.~  2017年 直近買取価格 ¥400,000.(元箱なし美品)

No.31L  ¥320,000.~


■No.30L,No.30.5L,No.30.6L リファレンスDAコンバーター 買取保証


No.30.6L  ¥455,000.~ 

No.30.5L   ¥350,000.~

No.30L  ¥280,000.~ 

No.35L  ¥200,000. ~

※付属品や整備履歴、ブラック電磁等の状態で変わります。上記保証価格は正常動作&美品。
極上な個体はさらに買取り額がアップします。

IMG_0136


■Cello R-DAC DAコンバーター買取保証額


Cello R-DAC  ¥450,000~ 2017直近買取価格¥600,000(最終モデル:新品同様個体)


買取りお見積り・査定フォームはこちら

下取りお見積り・査定フォームはこちら

お電話でお問合わせ  03-5809-3401(13:00~20:00)買取外出している事がございます

メールでお問合わせ info@kaitori-audio.jp


▼2016年に行ったML2Lレストア整備事例


憂鬱なOLD Mark Levinson 整備録 1 一般中古状態  ⇒

OLD Mark Levinson 整備録 2 不具合箇所など ⇒

OLD Mark Levinson 整備録 3 トランジスタ全交換&電圧計測 ⇒

OLD Mark Levinson ML2L整備録 4 音出し計測 ⇒

OLD Mark Levinson ML-2l整備録 5 EIコア型 ⇒

OLD Mark Levinson ML-2L整備録 6 EIコア型フルレストア ⇒

OLD Mark Levinson ML-2L 整備録 7  EIコア型 ステレオ再生チェックア ⇒

OLD Mark Levinson ML-2l  整備録 8  トロイダル・コア型で問題?⇒

Mark Levinson ML-2L整備 9 トロイダル・コア型の発熱とEIコア型の微小ハム音解消!⇒

Mark Levinson ML-2L 整備録  9.5  スーパーカーvs  ML2L ⇒

Mark Levinson ML-2L レストア整備録 10 EIコア完成!⇒

測定器は下記一部他Fruke DMMは現在20台完備。

フルメンテの測定器の一部

フルメンテの測定器の一部

No.26L(2台)、ML7L(2台)、JC2、ML1L、No.20.6L、No.27Lなども整備・フルレストアしました。整備通常のレストアは非公開となります。スピーカーやネットワークのオーバーホールも上記測定器等で周波数毎に歪率を測定します。

Marklevinson ml7l,ML2l

買取した Marklevinson ml7l,ML2l(4台)すべて整備、フルレスア。

2016年5月から2017年4月まで 32台のレビンソンアンプを買取&販売しております。

Mark Levinson No.20.6L 技術担当の回路・部品からの考察。

Mark Levinson No.20.6L 技術担当の回路・部品からの考察。

中古 Mark levinson No.20.6Lの修理整備レストア

マークレビンソン No.20.6Lのフルレストア交換部品400ケ

Audio Dripper TOKYOのメンテログとダブりますが、作業開始から半年余り、ようやくレビンソンNo.20.6Lのレストア技術担当マターの動作チェックと計測が終わりました。これから試聴ルームで1週間ほど各スピーカーやプリアンプでのテストを行います。レストア技術者目線からNo.20.6Lを可能な限り解き明かしたいと思います。


Marklevinson No.20.6Lは素晴らしいパワーアンプであることは間違いない。
回路や部品選定から当時の設計責任者の「怒り」や執念をふつふつと感じる内容だそうだ。

たとえばオーディオボードに使われているVISHAY-DALE社の抵抗は戦闘機にも使用されたグレード。これらのパーツを現在計っても数値がズレたものがない。同時代や現代ハイエンドで評判が良い機種の回路や部品をみると、実は大した事がない物はザラにある。
要は音、ではあるけれども、雑誌やショップで瞬間的に評価が良かろうと、その音は長続きしない。レーシングカーと同じ。グッドバランスが長続きしない理由は部品の精度(コスト)とその力量を超えた設計であるため。

毎日聴いていると劣化はわからない。その内、壊れて修理すると、一部の部品だけが新しくなり、アライメントが崩れるが、新鮮に錯覚し、その内また壊れ、また一部の部品が変わっていく。その内、本来のサウンドではない音で鳴る。
パワーアンプのコンデンサーはオリジナルであろうと長時間のうちに確実に劣化し、回路図の数値から劣化ていく。当然音は設計回路図から離れるイコール、オリジナルではない。

No.20.6Lの元祖マークレビンソンのML-2L(回路はNo.20.6Lとは大きく異なる)は当時のパワーアンプとしては図抜けた理想的な動作原理を追究し、個人の才覚とヒアリングで完成した名機であるならば、No.20.6Lはコスト度外視でブランドを守り続ける執念を感じるもの。低電圧で1個のトランジスタに50Aを流したアンプがML2L。No.20.6Lは実質3倍以上の出力を確保するためにトランジスタを2倍にし、さらに部品精度を上げたアンプ。

技術担当はこのNo.20.6Lを3度バラし組み上げる作業をし、全てのハンダ箇所を裏打ちしいる。当時の代理店の方には、レストアは辞めた方がいいと進言を受けました。さらに世界で初めての試み。現在入手不可の劣化部品は世界中から探す。レーシングカーやヒストリックカーのフルレストアや航空機の計器・システム整備では当たり前の事。

No.20.6Lは延べ整備時間は500時間はかかっているだろう。数時間聴いて、ポエムを思い浮かべる事とはまるで次元がちがう。劣化したオリジナル部品でお茶を濁す妥協はしない。突き抜けたサウンドは妥協を排した徹底した整備作業と部品選定眼、創造性からしか生まれる事はない。過去にハイエンドブランドを起こした若者達と同じ様に。

No.20.6Lの交換部品400ケ

No.20.6Lの交換部品400ケ

IMG_0419

今回は400あまりの部品を交換。左右CHのバランスはシビアに合わせ、0.000%オーダーレベルまで合わせた世界TOPのNo.20.Lのペア

Mark Levinson ML-2L Mono Poweramp

中古 ハイエンド・オーディオアンプ買取

Mark Levinson ML-2L A級モノラルパワーアンプ

Audio DripperではマークレビンソンML-2Lをフルレストア整備後に販売するため一般中古品を買取ります!すでに古いパワーアンプですが、全トランジスタ(同ロット24ケ)や全ケミコン、オーディオボードを整備しなおす事で甦ります。

Mark Levinson ML-2L 買取額 ¥350,000.~¥450,000. 各モデルバリエーションで買取額は変わります。

買取りしたレビンソン ML2L,No.20.6Lパワーアンプ。全てフルレストア整備を行いました(No.20.6Lはレストア整備中)。

Mark Levinson ML-2L   1970年代ハイエンドパワーアンプの先駆け

1970年代に登場したMark Levinson(創業者マーク・レヴィンソン氏)ブランドが設計したモノラルA級アンプ。ML-2Lを設計年代の古さだけで語る事はこのアンプの正常な状態を知らないか、回路を読めない故に設計者の意図が読み取れないということの裏返しでもあるのです。全トランジスタをモトローラ製同一ラインロットの選別品で、すべてのパートをレストアしたML2-Lは現代ハイエンドアンプと肩をならべるサウンドです。回顧趣味ではなく鳴らせるパワーアンプ。

残念ながら、正常なML-2Lは存在しないので、本来のサウンドにするには、設計者の意図通りに甦らせるしかありません。サウンドの時代性や表現せんとする事は別として、Dan D’AgostinoやSPECTRAL、Ayre、Mark Levinsonの最新アンプと比較しても何ら臆する事のないパワーアンプとなります。

過去4台のML-2Lをレストア整備した際に、ダミー抵抗8Ω負荷時のオシロスコープのクリップ状態、実質的な最大出力値は38Wでした。公称25w(8Ω負荷)ですが、ジョン・カールが30数年前にクリップしない設計出力値として設定した約40wでした。

Mark Levinson ML-2Lの交換部品 

前回のMark Levinson ML2Lで交換したパーツが下記の写真(20個位のパーツはなくしています。170個位のパーツ)。よく聞かれますのが「オリジナル部品とちがうのはいかがなものか?」と。30年前のデッドストックパーツが適正値を示したペアや必要数が揃えば問題はありません。が、現実的には数もマニュアル通りの数値としても揃いません。ML-2Lのダイオード等は1960年のトランジスタアンプが登場した時代の部品も使用されています。

30年以上経たML-2Lを複数台調べたところ、電流制御が効かず異常発熱した部品がありました。さらには平滑コンデンサーの容量が計測不可「0」が混じり、かつ安全弁から液漏れし乾いたオリジナル部品。出力トランジスタの製造年代がバラバラなった修理履歴。その他部品も左右+-バラバラです。……..かつて世界最高峰と言われたML2Lの現実は時間経過で劣化した電子部品の数々と、左右ちぐはぐな部品の数々。測定値以上に音楽を聴くとこれがどういう事か、どなたでもすぐわかります。こういう事例はMark levinsonのアンプだけではありません。

現在も国内では調達できないオリジナルパーツの入手は可能です(日本国内では数が揃わない事が多々)。また安定動作させるべき部分はオリジナル部品の10倍のコストがかかっても現代のパーツを選択します。音色を支配する部品と動作安定性を長期に渡って担保させるべき部分の見極めが重要です。

パワーアンプのレストアについて

レストア整備はオーディオ機器に限らず開発・設計者の意図、コンセプトを知る事がスタートです。オーディオでは回路の特徴(実際に計測する)や音を知り、技術担当と音の傾向や回路、部品について検討する事が重要です。闇雲にオリジナルではレストアの意味がないのです。動作不良を引き起こしたり精度が不揃いのオリジナル部品もあるからです。ML-2lにはトランジスタ素子が登場した1960年代当時に登場した制御部品もあります。

マークレビンソンML-2Lは、1つのトランジスタに流れる電流がものすごい(27 V/50A)ので、電流を制御する部品の精度が悪かったり、耐用期間が短いと壊れます。過電流が流れる場合や電圧が一定しない場合も多々あります。

設計者が指定したパーツは、本当に使いたかったのか、コスト的な制約があったのかを検討します。高価なハイエンド製品でも低グレードのパーツが使われている事は多々あります。同価格帯のハイエンドアンプでも最初から航空宇宙グレード部品やMIL規格グレード、オーディオグレード、普通の電子パーツまで様々です。ブランドや製造年代によって異なります。多角度から検討しますが、基本はオリジナルに準拠します。設計者の意図を回路や音、他に設計した製品から探る事は最終的に良い結果につながります。

ML-2L、2台、フルレスオア分の交換パーツ

ML-2L、2台、フルレスオア分の交換パーツ約190個(選別外パーツ含めて、パーツ購入費 65万円)

整備前後のMark Levinson ML2L

レストア前のML-2Lが、レストア後のMl-2Lより、良い部分は残念ながら何一つありません。音が出た瞬間から明確にちがいがでます。英語がわかる方なら発音の聞き取りが楽!ドラムスを演ってた方なら細かいセットアップまで伝わる感覚。マスタリングの綾もわかるかもしれません。1970年代のジョン・カールが設計したパワーアンプは、良いアンプの定理、「低電圧で大電流を流す」のギリギリまで攻め込んだ設計は、ユニット制御力から生まれる緻密なしなやかさと実存感ある音像に血が通うまで詰めたアンプ。


Mark Levinson ML-2Lの買取について

買取させて頂いたML-2Lは全て整備して販売予定です。未来にのこしたいハイエンドパワーアンプの先駆けでもあるML2LはAクラスアンプならではの厳しい熱環境で劣化が進んでいますが、整備し未来へのこしたいハイエンドパワーアンプの先駆けです。

Mark Levinson ML-2L 買取額 ¥350,000.~¥450,000.

各モデルバリエーションで買取額は変わります。


下記ML-2L レストア整備の費用 1台¥325,000

全モトローラ・トランジスタ交換、オーディオボード、基板整備・ハンダクラッシュ、リレー部整備、大型コンデンサー交換など主要パーツの整備。

▼2016年に行ったML2Lレストア整備事例

憂鬱なOLD Mark Levinson 整備録 1 一般中古状態  ⇒

OLD Mark Levinson 整備録 2 不具合箇所など ⇒

OLD Mark Levinson 整備録 3 トランジスタ全交換&電圧計測 ⇒

OLD Mark Levinson ML2L整備録 4 音出し計測 ⇒

OLD Mark Levinson ML-2l整備録 5 EIコア型 ⇒

OLD Mark Levinson ML-2L整備録 6 EIコア型フルレストア ⇒

OLD Mark Levinson ML-2L 整備録 7  EIコア型 ステレオ再生チェックア ⇒

OLD Mark Levinson ML-2l  整備録 8  トロイダル・コア型で問題?⇒

Mark Levinson ML-2L整備 9 トロイダル・コア型の発熱とEIコア型の微小ハム音解消!⇒

Mark Levinson ML-2L 整備録  9.5  スーパーカーvs  ML2L ⇒

Mark Levinson ML-2L レストア整備録 10 EIコア完成!⇒

測定器は下記一部他Fruke DMMは現在20台完備。

フルメンテの測定器の一部

通常のレストアは通常非公開となります。スピーカーやネットワークのオーバーホールも上記測定器等で周波数毎に歪率を測定します。

 
買取した Marklevinson ml7l,ML2l(4台)すべて整備、フルレスア。