STUDER,EMT 業務用CDプレーヤー、聴き比べ 常時7台~在庫

 EMT,STUDER Pro CD Player、聴き比べWeek。

あらゆる音楽メディアの中で一番音楽が収められてきたメディアがCDというメディア
EMT982,EMT986 STUDER A727,STUDER A725。

A727、EMT986,EMT982.写真撮影セット

CDは音楽ソフトの流通量はアナログの2倍。

現在、Audio Dripperで在庫中のUSED業務用CDプレーヤーは10台以上です。
でも、なぜ時代遅れのCDプレーヤーを多く扱うのか?その答えは簡単で「音楽ソフトの流通量が一番多い」からです。CDはアナログレコードの2倍以上の流通量となりましした。収録時間も72分でしたが膨大な流通量・千差万別はございますが音楽資産です。アナログ録音のリマスタリングされた音楽も含みます。ハイレゾ音源等はまだまだ僅かな状況です。SACD等の流通量も満足できません。リッピングはこれからもっと良くなります。

選択できるメディアの中ではCDの音の質は一番良くないのかもしれませんが、聴くことができる音楽の幅や奥行は他メディアを大きく上回ります。音より音楽の自由度や選択枝が格段に高いメディアとなりました。

業務用ではスタジオ様からデノンやタスカム(ティアック)、SONY等の機材も入りますが、EMTやSTUDER機の魅力にやや欠けます。今回はデッキタイプの業務用CD機の主観レビューです。この年代のCD機は同一型番でも状態によって1台毎に音がちがいます。整備状況によっては本来の音がまったく出ていない個体もあります。実はほとんどが要整備品なんですが、10年、20年を経てばそういう頃合いでしょうか。Audio Dripperへ入荷する8割以上の業務用CDプレーヤーは劣化パーツ交換の通常整備やフルオーバーホールをかけています。部品代と修理コストだけでも買取価格を超える事はざらにあります。壊れた箇所のみの修理はほとんどの場合いたしません。

プレーヤーに限らず販売時から十数年以上を経たオーディオ機器個体の音だけを試聴する音の判断はあまり参考になりません(個体差が大きいためレビューは対象実機のみ)。可能なら気に入った機種を複数台入手し、ご自分のシステムに溶け込ませ、さらに整備をかけてから判断することが理想ですね。 

EMT986

A727、EMT986、EMT982の音の世界。


蘇る実力機、STUDER A727

例えばSTUDER A727というCDプレーヤーはもう過去の物で古いと思われてしまうのですが、ドライブメカだけで見ますとアルミ鋳造ベースにリブ補強がされたスイングアームメカのCD-M1 MKⅡが搭載されています。このメカは経年でやはり精度が落ちています。20年以上経ても整備可能なところは素材の良さでしょうか。このメカを完全に分解し、ミクロ単位の調整をし切りますと、現代のCDトランスポーターと互角の精度までいきます。使用されているレンズや部品等のコストに関しては現在の100万円を超えるプレーヤーと同等でしょうか。A727はアナログ電源部に余裕があります。DACは現在機のような緻密な表現には向かないかもしれません。緻密や繊細さの変わりに豪快でスイング感ある音が楽しめます。限度はありますが緻密で繊細な方向に振る事も可能です。

 

リッピング可能な新世代のEMT986

EMT986は音楽の土台がしっかりしています。ハード的な中身はHDDを積み、基盤への表面実装パーツも多く、ブロック毎の配線はパソコンのような考え方です。筐体の造りからもわかります。パーツや基盤等からは業務用という割り切りを感じるものですが、出てくる音は艶やかなしなやかさを保っています。完全に調整したCD-M1を搭載したプレーヤーと比較した場合、音像のリアルさが少々落ちます。個体差かもしれませんが、レンズの精度ではないかと考えられます。986のピックアップメカはほぼブラックボックスです。しかしながら音楽を聴かせる説得力はEMTの底力を感じさせるものです。

 
ワイドレンジになったEMT982

EMT982の整備されていない通常品の音は、大らかで太い音色です。メカはCD-M9 PROでとても小型のものです。中身を見た方はご存知ですが、基盤や各部の配線手法、搭載トランスやメカのレイアウト等を見ると10万円程のプレーヤーかと思うかもしれません。しかし音楽のベースがしっかりしたピラミッド型で音楽を表現する手練手管は流石にEMTです。遠近感と演奏者の気配の再現は聴き入らせる魅力があります。アナログ部の消耗部品や劣化パーツの見直しでもっと締りとエネルギー感(本来の音)が出そうです。

メカマウントに弱点がありまして、ごくたまにデジパック盤等で回転スレ音が起こる場合があります。読み取りには問題ございません。

 

CD-M1の状態次第のEMT981

EMT981の整備されていない通常品の音は、982同様に大らかで太い音色です。メカはCD-M1 MKⅡでA727同様のリブ付きです。調整不足の場合は柔らかい印象になり誤解されます。CD-M1 MKⅡの完全な調整がされた音は曖昧な音や太さだけではありません。空気密度の高い空間表現も得意です。

EMT981の中身は1枚基盤で高価なパーツや現代ハイエンドのような造りではなく簡素です。やはりEMTらしさは音楽のベースがしっかりしたもので表現力は流石にEMTです。981や982はうまく音造りがされていますので、ある程度この表現が好みである事が前提です。アナログ部の消耗部品や劣化パーツを基準値へ戻す事でもっと良くなります。台湾製などのDACが使用されている場合がありますので要注意です。

 
骨太なSTUDER A725

A725は981と同じくCD-M1の調整、仕上がり次第で大化けいたします。CD-M0が搭載された個体はドライブメカの物量コストが非常に高いんですね。LHH2000と同等のメカです。残念な部分は純正ではデジタルOUTが出来ない事です。

A730は10台以上お取扱いさせて頂きましたが1台、1台音がちがいます。D730以降の機種についてはA725からA730までと異なります。A727とA730は併売されていました。

 


CDトランスポートとしてのプロ用CDプレーヤー。

CDトランスポーターとしての実力はドライブメカとその精度に関わるところが大きいと言われています。大げさなCDターンテーブルも多数ございますが、ドライブメカが貧弱な場合や調整不可製品も残念ながらございます。ドライブメカは稼働部分ですので将来的には調整する必要が出てきます。レンズの照射精度やRFレーザー出力の調整、センター出し、稼働部分への注油等が必要となります。たとえ整備後でも宅配便の運搬状況で再調整する事もございます。古いCDプレーヤーの評価が低くなる要素が単なる整備不足の個体を聴いただけという事がとても多いのです。

フィリップスのスイングアームは構造上、調整不足の場合は、音の精度が悪くなるケースが多々あります。言い換えると調整次第でフォカースがビシッと合うところまで追い込めます。CDトランスポートの命とも言えるレンズはカールツァイス製のレンズを使用したものがあり、レーザー出力次第では半永久的に使用可能です。プラスティック・レンズではいずれ寿命が来ます。ドライブメカにも制御系の回路がありますので電子パーツの劣化具合も把握しておく必要があります。

CD-M0~CD-M3、他一部メカのフィリップス製メカはコストが掛かっており、比較的整備しやすい(高度な技術がベースです)ためCDトランスポートとしての実力は侮れません。

 

業務用CDプレーヤーは、今さらながら音楽を聴かせる道具。

当時の欧州業務用CDプレーヤーを現代の耳で聴くと情報量が少ないと感じる個体や粗さがある、分解しきれていないと感じる個体もあります。やはり個体差が大きくあるため一概には言えませんが総じて音楽を音楽として聴かせる技に長けていると思います。

DAC部にはフィリップス製メカとフィリップ製の選別DACが使用されていましたが、当時のオランダ・フィリップスの開発予算や開発規模は現代のデジタル開発環境とは比較にならない程、豊かでしたので世界中から優れた開発者や設計者が携わっていました。かつてのWestern等のような事業規模でしたので優れたメカや機種が数多く生まれてきました。

当時の業務用CDプレーヤーにも選別DAC等が奢られていましたが、もっと選別ランクが上のDACに置き換えると事も可能です。OPアンプ等の精度を上げる事で分解能は格段に上がります。業務用CDプレーヤーはご自分の要求に応じて使いこなしてお楽しみください。

過去から現在まで誕生したあらゆる音楽が収められたメディアはCDディスクがずば抜けて多いのです。


■STUDER・スチューダー CDプレーヤー買取保証額

A730 ¥250,000~ 程度良・付属品がある場合 ¥250,000~

D730 ¥210,000~

D730MKⅡ ¥250,000~

D731 ¥100,000~  整備品¥160,000~

D732 ¥85,000~

A727 ¥85,000~

A725 ¥60,000~ 

REVOX C221 ¥50,000~ ¥65,000~

REVOX B226  ¥55,000~

※上記は動作品で目立つ傷がない状態となります。

※付属品があれば買取価格を増額いたします。

現在、STUDER CDプレーヤーは国内最高の買取価格となります。 

※ご購入頂いた以外のSTUDER CDプレーヤーの修理は行っておりません。

※在庫は常時5台~10台迄ございますのでご予算に応じてご相談下さい。


■EMT CDプレーヤー 買取参考価格(買取保証額の表示です)

EMT981 ¥250,000~

EMT982 ¥220,000~

※動作品での過去の買取保証額となります。

※Audio Dripperで販売するEMT機は必ずRFの左右出力調整、劣化コンデンサー等を交換した後販売いたします。986はHDに不良クラスタが多々出ますので必ず入れ替えいたします。


【中古】 STUDER プロCDプレイヤー 在庫

2016年10月3日 A730 フルレストア1台、整備前1台、D730MK2 1台、D731 2台在庫

studer-D730mk2 在庫(整備後 納品)

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