ALTEC 612 スタジオモニター 604同軸ユニット

1960年代のスタジオを席巻したALTEC 612モニター

銀箱という愛称がつけられたALTEC社の同軸型38cmスタジオモニター。

ビートルズが録音を行っていたイギリスのAbbey Roads Studio(アビーロード・スタジオ)のモニターは楕円同軸型EMI製のモニターでしたが、録音風景に映っているモニタースピーカーはALTEC 612Aモニターです。

アビーロード・スタジオのオリジナルのALTEC 612A 604Eモニター

当時の612Aモニターに搭載されている15インチ同軸ユニットは604Eや604Dであることは皆さまがご存知の通りです。

アビーロード・スタジオに納品されていたユニットは605Eでした。ミキシングコンソールはEMI製 Redd 37。

604Eは515B(Altec A5 低域ドライバー)の磁気ユニットを使用していました。605Eは磁束密度が落ちる416(A7用)ユニットのマグネットを採用していました。1970年代に入り、JBL4320が導入されました。現在でもスタジオ様へ伺った際に604-8Hや604-8Gが612キャビネットに入って1本だけPCモニター画面の上に設置されているのをお見掛けします。用途はナレーションやセリフ等の音声編集を行ったりする時のモニターとなるようです。 

銀箱612のエンクロージャーは1930年代後半のIconicシステムから始まり、最後はパーティクルボード製の612Cへと変遷していきます。人気があるのは米松製で吸音材は”座布団”が入ったタイプですね。

内部には補強がないため、よくなきます。またエンクロージャー容量も少ないため豊かな低域とはいきません。さらに1インチユニットのドライバーと小さなホーン開口が1200Hz/1500Hz以上の帯域を受け持つため、コントロールが難しいモニターでした。特に604ユニットが装着された612は難儀するものです。

 上下とも伸びてない周波数特性ながら、音楽の芯をきちんと鳴らす612モニターは今もなお魅力がございます。

 【ALTEC 612 メモ】

・612に搭載されております604(デュプレックス)ユニットは1943年の誕生以来604RWBタイプからHタイプまで30年以上製造されました。人気があるタイプはB,C,Eタイプとなります。604RWBはN2000ネットワークが純正となります。コーン紙とマグネットは515RWBと同一です。604BではN1000に変更されました。どちらも希少なタイプとなります。

・おすすめは玉数もある604Eと604C(少な目)です。604Cはフレームはアルテック特有の緑青色のメタリック・ハンマ ートーン塗装になり、ネットワークはN1600が標準です。コーン紙は515のフィックスドエッジと515Bのギャザーエッジの2タイプがございます。604Cはフィックスドエッジで軽めの低域で50年代から60年台の録音に合う傾向があります。604Eは515Bタイプとなりエンクロージャー容量に比較して低域の再生能力が増しました。明瞭度も十分に確保されていますのでレンジが拡がった70年代以降の録音にも対応できます。エッジには出荷時からヴィスコロイドが塗られています。現在でもウーファーコーン紙もドライバー振動板も入手が可能です。

・スタジオでも多数導入されていた612Cは整備されている個体が多く、その際適切に変更されたかは慎重に見極めください。

・通称「銀箱」と呼ばれるエンクロージャーは当時の関税上から国内生産品が多くアルテック製はごく僅かですので、オリジナル箱をうたっている場合は可能なら中身の吸音材をご確認ください。本国でのライセンス生産品も多数ございます。特に古いものは白い座布団のような吸音材(綺麗すぎる物は要注意)、グラスウールの場合は5cm厚の粗密度の粗いものが入っています。

・フィックスドエッジの604Cまでとフリーエッジになった604が搭載された612のどちらが良いかは聴かれる音楽の年代によってお選びください。604Bを搭載した612が希少だとしても、聴かれる音楽が70年代以降に録音されたものが多い場合はいずれ買い換える事になります。1950年代までの録音が多くアナログレコードを中心に聴かれる方は初期604がおすすめです。


Altec612の買取のご相談はこちら

 

ALTEC買取ご参考額(中古の買取保証額となります)
■アルテック・スタジオモニター

612銀箱 604B~604C ¥360,000~  604(A)は別途

612銀箱 604D~604E ¥240,000~

※オリジナルやライセンス・エンクロージャーの価格となります。オリジナル以外やユニット単体もご相談ください。

他の中古モデル(288ドライバーや515,416ウーファー、A7、A5スピーカーシステム等)もぜひご相談ください。 


■アルテック・ドライバー

288ドライバー ¥200,000~

288Bドライバー ¥100,000~

288Cドライバー ¥70,000~ 

288-16Gドライバー ¥110,000~

802ドライバー ¥55,000~

※状態の良いペアは10~20%増

※オリジナルダイヤフラム


■アルテック・ウーファー

515 ¥140,000~ 程度上 ¥170,000~

515B ¥90,000~

515C ¥70,000~

803B~ ¥70,000~  803A ¥85,000~

 

 A7、A5スピーカーシステムもぜひご相談ください。

年代別に詳細な価格をご提案させて頂ききます。


■アルテック・ホーンユニット

805B ¥90,000~

1005B ¥110,000~

1505B ¥180,000~

※スロート付きとなります。

※Aタイプは20%増

828エンクロージャーはご相談ください。


2016年10月5日現在
ALTEC 604-8Gユニット&純正ネットワーク(キャビネット国産)ユニットはグッド・コンディションです。

【中古】ALTEC 604-8Gユニット&純正ネットワーク

お電話でのお問い合わせ  03-5809-3401(13:00~20:00)買取外出している事がございます

メールでのお問い合わせ info@kaitori-audio.jp 

お問い合わせフォーム  買取お問い合わせフォーム